COLUMN

横隔膜が動いた話(私のボディートーク&エムレス体験談)

 

私がヨガを始めたのは2006年。かれこれ15年前になります。

その頃いた地元で通い始め、翌年に(再び)上京するようになって、イベントで師事したいとピンときた先生の元でワークショップやリトリートに参加しながら、2010年より本格的に早朝週4の練習をスタートしました。

その間、呼吸についてたくさん意識したし、自分自身でも呼吸が深くなっているのは実感していました。ファスティングとかした後は、さらに呼吸の深さが増していて。

 

。。しかし呼吸がちゃんとできているかを指摘されることはありませんでした。

ところが初めてボディートークを受けに行った2017年。その先生は骨格のバランスや呼吸のチェックもしてくれるのですが、「深呼吸してくださーい」と言われ、ヨガで培ったので得意気にしていたら、「横隔膜が動いてませんよ?」って。

「えっ?」と。

確かに!アシュタンガヨガの太陽礼拝では上に向かって息を吸うことが多いし、横隔膜を意識して呼吸する、ということはしていませんでした。呼吸に関わる筋肉に触れていただいたら首の周りの筋肉で息を吸っているということが分かったのでした。。

 

その衝撃を受けてから、自分の呼吸の時に身体の各部分がどう動いているかを観察するようになり、自然な呼吸でもなんか変な動きがしている気がしたり、一般的にはこうですよ、と言われる動きとは違っていたのですよね。

何でかなぁと思いましたが、私はその昔、小児喘息を患っており、発作が起きるとヒーヒー言ってとても苦しい呼吸をしていたのですよね。あまり投薬をしなかったので、苦しくて横になって落ち着くのを待ったりしていました(たぶん。もう記憶も薄れてます)。

そのクセが残っていて、気管支や首回りの筋肉がその当時のままの呼吸をする動きになってしまっていたのでした。

それが「横隔膜が動いていない」の多くを占めていたのではないかと思われます。

 

そこからは、ボディートークを受ける度に、呼吸器系や肺の機能を整えたり、気管支や横隔膜など呼吸に使う筋肉に溜まっている感情などをリリースするセッションが多くあったと思います。

そして私もボディートークを学び始めた2018年から、「横隔膜は感情を溜め込む」ということを学びました。しっかり呼吸で横隔膜を動かすことで、自分で自然に感情をリリースできるところ、この横隔膜が動いていないと、感情の行き場がなく、身体のいろんな部分に振り分けながら溜めていく仕組みになっていることを学び、なるほどなぁと思って自分を振り返ったわけです。

そういうことかぁ、と腑に落ち、セッションを受ける度に、少しずつ動きが変わったり、首の筋肉が緩んだり、気管支の動きが変わってきたり。。セッションを施していただいた先生方には大変感謝しています。

それらにリンクしていたことは、「小さい頃に甘えたいと言えなかったこと」「弟が生まれて長女としてしっかりしなければならなかったこと」「悲しいことも表せずに肺に溜めていたこと」「それでも母の気を引きたかったこと」など、幼少期の思いを手放せずにずっと呼吸で扱う身体の部分に保持していたようです。

 

それがセッションの度に徐々に改善していったことになりますが、明らかな変化が訪れたのは、今年の初めにエムレスセッションを受けた時でした。

やはり先輩がモニターを募集していて、解放してもらうこと何かないかなぁと思っていた時に、通常エムレスでは「なんとかしたい感情」を扱うのですが、それが身体感覚と連動していることを知っていたので、歌を歌う時に高い音程になると気管支の上の方が詰まる、ということもエムレスで克服できるのかな、と思い、そのことでセッションしていただけることになりました。

セッション中、何度も歌を歌ってみる、、ということをして^^;; 何度かそれで身体感覚を味わいながら、徐々にこわばりが緩和されてきたなと思った時、急に私の胴体の内側で、何かが広がった?空間ができたような感覚があったのです。

「何かが広がりましたー」

と言ったのですが、言ったと同時に「アッ!」と思い、実際の理解ができました。

「横隔膜が動いたんだ」と!

これまた衝撃でしたね^^ 「長年動いていなかったものが動き出した!」そんな感覚でした。

「これが横隔膜が動くってことか」とウン十年を経過して、私の呼吸は通常運転し始めたようでした。(どこまで行ってもこれが正常なのかは分かりませんが)

 

それから4ヶ月が経過していますが、特に朝起きた瞬間の心地良い呼吸の感覚は、これまでにないものが続いています。あぁ今日も横隔膜が動いている、と明らかにこのウン十年の感覚とは違った呼吸がキープされています。

このエムレスセッションがトドメを差してくれましたが、これまでにヨガの練習を積んできたこと、ボディートークセッションで改善してきた諸々のことが繋がって、すべてそれらがあったおかげで、今この横隔膜が動くという状態を維持できていると思います。

 

ボディートークもエムレスも、心と身体の繋がりを「自分ごと」として体感できます。私の場合は、ヨガだけではここまで辿り着けませんでした。それだけ根深かったものかと。

こうやって自分自身がこれまで体験してきたことと向き合いながら、人生を振り返り、それとともに学びや気づきをいただくことに喜びがあります。

何もせずに自分自身で気づくことも、個人にとって大きな学びと成長につながりますが、こういったセッションを通じて、溜め込んでいるもう不要な感情を解き放ち、本当の自分自身に近づけていくステップのお手伝いをしているなと感じています。

私の横隔膜は、ウン十年の留まりを解消してその分を取り返すかのように、今日も元気に動いて役割を果たしてくれています(たぶん)。

身体が本来の機能を取り戻すこと、そこに関わる心の部分も観ていくこと、私にとってもそんな気づきが多くの方の快適な生活へと導いていけたらと思っています。

「横隔膜が動いている呼吸」大事ですよ!

 

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