COLUMN

人間らしく生きよう

 

本日「ボディートーク体験会」を行っていました。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

おかげさまで、じわじわと広まっていることを実感します。
何か気になるけど…と思って知る機会を逃していた方には、とてもいい機会になったようで、体験セッションだけでも涙が流れる場面も。。

そう、心の奥底に響き、解放されるのですよね。

 

私のセッションでは、今日初めて目の当たりにした言葉がありました。

「自分をモノとして見ている」という意識。。

だいぶ直接的な言葉だなぁと思いましたが、何度確認してもこの言葉に(そのクライアントさんの体が)反応します。

言い方を変えましたが、「なんか、自分の感情をあまり表に出さなかったり、感じないようにしていたりすることありますか?」と尋ねたところで、ホロリと涙が。。

その方の中で思い当たったから涙が流れたのではなく、何か訳が分からないけど涙が出てきた。。とおっしゃいました。

まさに、カラダからの反応でした。

その言葉と、そこから解放される状況になったことを受けて、カラダが先に反応を起こしたのですよね。

 

「モノとして見る」どういうことかと思いましたが、モノ=物体ですよね。無機質な物体。

人間は有機的な複合体です。感情もあり、心もあります。

まるで単なる「物体」になったかのように、毎日を繰り返し、淡々と日々のことをこなしていく。または、もっと喜怒哀楽を示すような場面でも、その感情を感じようとせずに、または感じていても表に出すことなく、日々を過ごしていく。

そうこうしているうちに、心も身体もこわばって、まるで物体かのようになっていたのかもしれません。

それらが少しずつ緩んで、こわばっていたところを少しずつほぐしていったところで、ふと涙が流れる、ということが起きたのではないかなと思いました。

 

「人間らしく生きよう」。。

よく聞く言葉だと思いますが、今日1日の体験会を振り返って、私の胸に響いた言葉です。

今、本当に人間らしく生きている人はどれくらいいるのでしょうか。

子供のような無邪気な様子で、喜怒哀楽を所構わず表現するような純粋でピュアな振る舞いを、大人になってできなくなってしまうことは本当によくありますが、固めすぎてがんじがらめになってしまうことで、「モノ」のようになっていってしまうでしょう。

大人としての理性を保ちながらではありますが、仕事でも家庭でも、感情豊かで「人間らしく」生きている方にこそ、幸せや喜びが多く訪れるような気がしませんか。

涙を流した方は、「ボディートークで泣くなんて..」とおっしゃっていましたが、私なんて、何度涙を流したことか!笑
嗚咽してむせて、そりゃぁもういつも大変なのです。(そうとう溜めてしまってきたようで^^;;)

でもその後のスッキリ感と言ったら、つきものが落ちたような感覚もあるでしょう。感じ方や反応は人それぞれですが、「涙を流す」なんて、まさに人間らしい証拠ですよね。

 

こわばった心の奥底から、ちょっと絡まった紐を解くことで、いろんなものが緩んで柔らかくなって、より多くの方が今よりちょっと明るい世界を歩めたらいいですね。

ボディートークでは、その方の心と身体の奥底にある声を、これまでだったら聞き逃してしまいそうな微かな叫び声にも、こうやって手を差し伸べていけるんだなと、今日もセッションを通してたくさん気づかせていただきました。

触れていただいたみなさま、ありがとうございました。

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