COLUMN

「ゾーン」に入るとパフォーマンスが上がる=疲れない?

 

ここ最近は、ボーイズのオーディション番組に一喜一憂しています。その話は後日たっぷり書くとして…

若干13歳の少年が、レッスンやパフォーマンスを通して発する言葉が、芯をついていて驚かされています。

「力が他のところに行って、体に力が入らなかった」(歌のレッスンにてうまく歌えた時)

「自分の体が、自分の体じゃないような感覚になってて…」(渾身のパフォーマンス後のコメント)

まさに彼は無意識のうちに「ゾーンに入っている」のですね。

 

ボディートークの最も基本となるセルフケアメソッドでは、「右脳と左脳のバランスを整える」ということをしています。これはいわゆる「ゾーン」状態に近づけるということをしています。

身体には力が入っていないリラックスした状態なのに、自分が今やっていることに完全に集中し切れていること。

野球のバッターで良くある「ボールが止まって見える」というヤツです。

 

特にパフォーマンスを生業にするような方は、いかにこの状態になれるかによって、発揮できる力が全く変わってくると言えるでしょう。

しかしこれは人間の機能として、私たち一般人にも同じことで。

この現代において、多くのストレスに囲まれながら過ごしている私たちは、どこかしら常に身体に力が入っていたり緊張状態にあります。無意識に強張っているし、それがもう日常になってしまっていることが多いでしょう。今では、寝ている時でさえ、どこかしら身体が固まったまま、という方もいると思います。

でもこの状態から少しでも解放されて、身体を緩めることができるようになると、目の前のことに集中したり、やっていることの効率が上がったりしていきます。

なので、まずは「リラックスを」ということが必要になってくる方が多いと思いますが、緩みすぎてもダルくなってしまうので、究極は「左脳と右脳のバランスが良い状態」=「今に集中している状態」こそ目指すべきことだなと思います。

「集中」という日本語は、どことなく力を入れてギュッとなっているイメージですが、正しくは身体の力は抜けているけど意識だけ今にしっかり保てている、という状態かと思います。

 

なので、ふとしたとき、身体のどこかが力が入っていないかどうか、自分で観察してみてください。

無意識に、「肩に力が入ってた!」「歯を食いしばってた」「手が強張ってた」ということに気づけるかと思います。気づいたら、身体をゆすってみたり、ぶらぶらしてみたり、力を抜いていく、その動きをするだけで、自分にとっての良い状態が保てるようになるでしょう。

昨日のボディートーク説明会で、初めてセルフケア(大脳皮質)をやってもらった方が、1回(約3分)やっただけで、「身体に力が入らない… ふらふらします…」という状態になってしまいました。。相当に無意識に力が入っているのが通常モードになっていたようです。首の可動域も広がり、前屈もかなり変化していました。

反応は人それぞれですが、こういうことが自分の身に起きると、自分の状態に気づくことができますよね。

自分にとってストレスが少ない、良い状態を保ちながら、日々目の前のことに最高のパフォーマンスが発揮できるようになったらいいですよね。この状態こそが「疲れない」ことにつながると思います。

今日も自分の身体の状態に意識を向けて、過ごしてみましょう!

 

次回のボディートーク説明会は、7/17(土)@IYC神保町です。

そして「イキラク」コース引き続き募集しています!

 

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